新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）は、地熱発電所の開発期間の短縮などを指向した環境アセスメント指針を公開した。これらの指針は、地熱発電技術研究開発（事業期間：2013～2021年度）のテーマのひとつ「環境保全対策や環境アセスメント円滑化に資する技術開発」における成果物で、自然公園内における地熱開発の推進に向けて整備されたもの。1)環境アセスメントの効率的な実施に資するために策定された「地熱発電所の冷却塔から排出される硫化水素の予測手法の基本的な考え方に関するガイドライン」、2)現地調査の期間および費用の低減につながる客観的な調査法を提示した「地熱発電所におけるUAVを用いた樹木モニタリング調査手法ガイドライン」、3)冬季の環境配慮についてとりまとめた「地熱発電所の新設・更新に係る冷却塔から排出される蒸気による樹木への着氷影響に関する環境配慮ガイドライン」を公開している。NEDOホームページの専用ページ「地熱発電所の冷却塔排気を対象とした環境影響評価を効率的に実施するための技術ガイドライン」において3件のPDF版をダウンロードすることができる。