鶴居村、釧路湿原の景観保全のため「太陽光発電」を規制する条例制定
発表日:2021.12.16
鶴居村(北海道阿寒郡)は、地域と調和のとれた太陽光発電事業を目指し「鶴居村美しい景観等と太陽光発電事業との共生に関する条例」を制定した。同村は、北海道東部・釧路管内のほぼ中央部に位置し、釧路湿原国立公園や特別天然記念物タンチョウを有する自然資源に恵まれている。今回制定した条例は、地域と共生して調和のとれた太陽光発電事業を促進するために、鶴居村、事業者及び村民の責務を明らかにするとともに、住民の生活環境等についての適正な配慮に関する基本的な事項を定め、これに基づく施策を推進し、地域と共生して調和のとれた太陽光発電施設の利用の促進を図ることを目的とする。発電出力が10kW以上の太陽光発電施設が対象で、居住の用に供する建築物に太陽光発電設備を設置するものについては対象外。急傾斜地崩壊危険区域、地すべり防止区域や、保安林、国立公園(特別地域及び普通地域)、鳥獣保護区などは、太陽光発電事業を抑制する区域として村は事業者に対し事業区域に含まないよう求めることができる。太陽光発電事業を実施する場合、設置工事の着手60日前までに村に届け出ることなどが義務付けられる。
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