経済産業省は、経済産業大臣からポストコロナを見据えたアジアでの経済協力の方向性を示す新たなイニシアティブとして「アジア未来投資イニシアティブ」を発表したことを伝えた。同イニシアティブは、令和4年1月10日に、インドネシア外交政策コミュニティ(FPCI）、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA）、日アセアン経済産業協力委員会(AMEICC)の共催により開催されたオンラインイベントにおいて、省務大臣が、ポストコロナを見据えたアジアでの経済協力の方向性を示すものとして発表したもの。令和3年5月に発表していた「アジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ(AETI)」とともに、地域の未来への投資に取り組むという。具体的には、デジタル化の進展等の「イノベーション」の加速、及び、気候変動問題や都市化の進展に伴う交通インフラ等の諸課題を含む都市や地方における「サステナビリティ」の重要性の顕在化といったASEAN地域における変化を踏まえ、ASEAN各国の実状と向き合い、実効的な解決策を提供する等が示されている。