北九州市は、同市の取り組む環境国際協力・ビジネスについて啓発するための漫画冊子「私たちの未来」を制作した。同市は、大気汚染や洞海湾の汚濁、廃棄物問題など、公害克服してきた歴史を持つ。これらの経験を踏まえ、東南アジアを中心に環境問題解決に向けた支援を行ってきた。今回、環境姉妹都市インドネシア・スラバヤ市での事例をもとに、同市の取組を漫画にした。この漫画は、スラバヤ市で父親と共にごみ拾いをして生計を立てていた少年を描いている。北九州市の協力のもと、廃棄物分別工場が建設されたことにより、父親が工場で働き、少年は学校に通えるようになるというストーリー。漫画は、アジア低炭素化センターホームページ（情報源にリンク掲載）で読むことが出来るほか、市内の区役所等で配布される（A5版26ページ、発行部数：3,000部）。