環境省は、令和2年度における全国の一般廃棄物（ごみ・し尿）の排出及び処理状況等について調査結果を公表した。ごみの総排出量は、東京ドーム約112杯分の4,167万トン、1人1日あたりのごみの排出量は901gとなった。1)1人1日あたりのごみ排出量の少ない自治体としては、長野県川上村で332.2g、同県南牧村で333.2g、徳島県神山町368.9gと続いた。また最終処分量は364万トンとなり前年度より4.2%減少し、リサイクル率は20.0%（前年度19.6%）と増加した。2)ごみ焼却施設の状況は、施設数は1,056施設（前年度1,070施設）に減少する一方で、発電設備を有する施設は増加し、総発電電力量も増加した。3)最終処分場の確保は引き続き厳しい状況にあった。4)廃棄物処理業経費は21,290億円と前年度より増加した。なお国庫補助による災害廃棄物の処分量・経費等は除いている。