外務省など、ALPS処理水安全性レビューに関するIAEA報告書を公表
発表日:2022.04.29
外務省および経済産業省は、東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水安全性レビューに関する国際原子力機関(IAEA)報告書を公表した。同報告書は、日本政府とIAEAとの間で昨年7月に署名したALPS(多核種除去設備処理水)の取扱いに係る包括的な協力の枠組みに関する付託事項(TOR)に基づくもの。放出されるALPS処理水の性状、海洋放出のシステムとプロセスの安全性、環境への放射線影響等の8つの異なる技術的分野に関するIAEAのレビューについて記されている。人の放射線影響は“日本の規制当局”が定める水準より大幅に小さいことが確認されたとのこと。また、ALPS処理水の放出を行うための作業と分析が実施されているが、この成果は、IAEAの安全基準の文脈で関連する要求事項への準拠を示すために、文書で明確に説明される必要があると指摘されている。
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