環境省は、令和4年度「令和の里海づくり」モデル事業の実施団体を募集すると発表した（公募期限：令和4年7月13日）。同省では、瀬戸内海を始めとした閉鎖性海域において、生物多様性や生物生産性を確保する豊かな「令和の里海づくり」活動を推進している。同事業は、瀬戸内海を始めとした閉鎖性海域で行われるこれらの里海づくりが、様々な地域課題の同時解決を図り、持続可能なものとなることを念頭に、里海の価値を再確認し、これを生かした地域づくりを進め、地域資源の保全と利活用（ヒト・モノ・資金など）の好循環を生み出すことを目指す「令和の里海づくり」モデル事業を推進する。今回、事業対象地域を瀬戸内海その他の全国の閉鎖性海域等の沿岸地域とし、応募主体は、地方自治体、協議会、NPO法人・企業・漁業協同組合・学校法人・観光協会等の民間団体から10件程度を募集する。地域の多様な主体が参加・連携する藻場・干潟等沿岸域の保全・再生と地域資源の利活用による好循環形成の取組に対し、1件当たり合計100万円以内の範囲で請負契約を締結するという。