環境省、瀬戸内海西部地域の藻場・干潟分布状況に関する調査結果を公表
発表日:2018.09.07
環境省は、瀬戸内海西部地域(響灘、周防灘、豊後水道)の藻場・干潟分布状況に関する調査結果を公表した。同省は、瀬戸内海を3つに区分し、3年間(平成27~29年度)、藻場・干潟の分布状況を把握するための調査を実施してきた。この調査は、衛星画像(解像度5 m)を取得し、水や大気の影響の除去・画像の補正を行い、補正した画像とケーブル水中ビデオカメラを使用した現地調査(10エリア)の結果を組み合わせて、藻場・干潟が確認された地点の抽出および分布状況の解析・確率的な分類などを実施するもの。同地域の藻場面積は5,367 ha(東京ドーム約1,150個分)、干潟面積は6,657 ha(同約1,420個分)と報告されている。なお、過去のヒアリング調査(第4回自然環境保全基礎調査(平成元・2年度))と比較したところ、藻場面積の増減の傾向は海草の種類によって異なり、同地域全体では約10%減少していると分析された。干潟面積については全てのエリアで変化が見られなかったという。
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