釧路湿原国立公園、ゼロカーボンパークに登録 環境省
発表日:2022.07.14
釧路自然環境事務所は、釧路湿原国立公園(釧路市)がゼロカーボンパークに登録されたと発表した。環境省では、国立公園の脱炭素化に向けて、令和3年3月から「ゼロカーボンパーク」の取組を進めている。ゼロカーボンパークでは、電気自動車の活用、国立公園に立地する利用施設における再生可能エネルギーの活用、地産地消等の取組を進めることで、国立公園の脱炭素を目指すとともに、脱プラスチックも含めてサステナブルな観光地づくりを実現していく。これまでに、中部山岳国立公園の乗鞍高原エリア(長野県松本市)など7つの地域がゼロカーボンパークに登録されている。今回、釧路湿原国立公園(釧路市)が全国8番目のゼロカーボンパークとなった。タンチョウをはじめとした貴重な野生動植物の生息地となっている地域の特徴を活かし、ゼロカーボンパークの取組として、地域産種苗の植樹や湿地再生を行っていく。また、「ボトルtoボトルや「サステナブルな観光地づくり」を推進する。釧路市湿原展望台のレストランにおいては、生態系保全のために捕獲されたエゾシカを活用したメニューを提供することで「食を通じたサステナブルな観光」の普及啓発を進める。環境省では、ゼロカーボンパークの実現に向けて、ゼロカーボンシティ支援に活用しているエネルギー対策特別会計予算及び自然公園等整備費等の既存予算をパッケージとして支援するほか、釧路自然環境事務所が釧路市と連携をとりながら、伴走支援を行うという。
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