環境省は、「トキと共生する里地づくり取組地域」の選定結果を発表した（公募期間：令和4年5月10日～6月30日）。トキ保護増殖事業計画で将来的に本州等にトキが定着できるよう、同省とトキ受入れに意欲のある地方公共団体等が連携し、トキと共生する里地づくりを推進するとしている。同取組では、「トキと共生する里地づくり取組地域」として、「将来的なトキ野生復帰を目指し環境整備を進める地域（A地域）」と「放鳥は行わないものの、飛来したトキが生息できる環境整備を進める地域（B地域）」が地域間で交流を図りながらトキと共生するための環境整備等を進めるため、公募を行った。公募期間中、6地域からの応募があり、有識者を含めた選定委員会において審査した結果、5地域を「トキと共生する里地づくり取組地域」として選定し、「体制整備及び役割分担等」に一部課題が認められた1地域を継続審議とした。今回選定の5地域及びトキと共生する里地の先進地である佐渡市、同省とその他関係機関で「トキと共生する里地づくり協議会（仮称）」を令和4年12月頃に設置し、関係機関が連携しながら取組を進めるとしている。