環境省、本州におけるトキを放鳥する候補地を募集
発表日:2022.05.10
環境省は、「トキと共生する里地づくり取組地域」を公募すると発表した(公募期間:令和4年5月10日~6月30日)。同種は明治時代に羽毛を取るために乱獲され、それ以降、森林伐採による繁殖地減少・農薬による餌動物減少などの要因で減少し、野生絶滅した。現在は中国からの個体の繁殖を行っており、国内197羽(令和4年4月)が飼育され、佐渡島における野生個体は484羽(令和3年9月)と推定されている。今回、「トキと共生する里地づくり取組地域」として、「将来的なトキの野生復帰を目指し環境整備を進める地域」及び「放鳥は行わないものの、飛来したトキが生息できる環境整備を進める地域」を公募する。選定された地域間で交流を図りながらトキと共生するための環境整備等を進めていくという。