三重県は、令和3年度みえグリーンボンド（令和4年3月発行）の資金の充当事業や事業の実施により得られた環境改善効果等をまとめたインパクトレポート（暫定版）を公表した。グリーンボンドは、企業や地方公共団体等が、環境改善効果のある事業や環境保全のための事業に要する資金を調達するために発行する債券のこと。資金を充当したプロジェクトの実施により得られた環境改善効果等を盛り込んだインパクトレポートは、起債した年度の翌年度に開示することになっている。同県は令和3年度に東海地方で初の自治体によるグリーンボンド「みえグリーンボンド（10年債、発行額：50億円）」を発行し、気候変動の緩和策・適応策にそれぞれ約3億円・約47億円充当するとしていた。今回、インパクトレポート（暫定版）では、資金の充当状況・環境改善効果に係るレポーティングを、三重県地球温暖化対策総合計画の概要を付して紹介した。