環境省は「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の進展状況を報告した。2050年カーボンニュートラル及び2030年度削減目標の実現に向けて、暮らし、ライフスタイルの分野でも大幅なCO2削減が求められている。同省が進める国民運動は、国民・消費者の行動変容、ライフスタイル変革を促すため、衣食住にわたる国民の将来の暮らしの全体像「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしの10年後」を明らかにし、具体的なアクションの提案を目指す。さらに、自治体・企業・団体等の参加の下、脱炭素化による豊かな暮らし創りに向けた取組を展開し、新たな消費・行動の喚起とともに、国内外での脱炭素型の製品・サービスの需要創出にもつなげていく。同省では、令和4年11月25日に第1回官民連携協議会を開催し、過去の国民運動の成功要因の紹介ほか、同省より官民連携協議会の機能やスケジュール等を共有しつつ、機会・場、製品・サービス、取組事項等の提案等を依頼するとともに、質疑応答・意見交換等を行った。また、令和4年10月25日以降、脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る取組・製品・サービス等について、48件の登録があったという。