埼玉県は「経営革新グリーン分野進出支援事業」を新たに開始し、国のグリーン成長戦略「実行計画」に示された14分野への進出を支援する（補助率：1/2、補助額：上限500万円）。グリーン成長戦略では、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、今後、産業として成長が期待され、なおかつ温室効果ガスの排出を削減する観点からも取り組みが不可欠と考えられる分野として、(1)洋上風力・太陽光・地熱、(2)水素・燃料アンモニア、(3)自動車・蓄電池、(4)半導体・情報通信など14の重要分野を定めている。今回、県では、エネルギーや原材料価格の高騰等の影響を受けにくい、より成長性の高い分野への事業転換を支援するため、中小企業等がこれら分野に進出する経費を補助する制度を創設した。令和4年中に承認（変更承認を含む）を受けた経営革新計画に基づき事業を実施する際にかかる費用を補助する。県内の商工会議所・商工会にて、申請の受付や相談を受け付けているという。