騒音・悪臭の苦情は減少、振動は微増(令和3年度状況調査)
発表日:2023.02.24
環境省は、令和3年度騒音・振動・悪臭等の調査結果をそれぞれとりまとめ公表した。これらは、全国の都道府県、市及び特別区を通じ、環境基準の達成状況、騒音規制法・振動規制法・悪臭防止法に基づく各種措置の施行状況等について調査を行い、結果を取りまとめたもの。騒音について、苦情の件数は、令和3年度は19,700件で、前年度に比べ1,104件減少した。騒音規制法に基づく報告の徴収は95件、立入検査は365件、騒音の測定は174件で、測定の結果、規制基準を超えていたものは79件、行政指導が426件、同法に基づく改善勧告が1件、改善命令が0件であった。振動について、苦情の件数は4,207件(前年度比146件増)であった。振動規制法に基づく報告の徴収は14件、立入検査は56件、振動の測定は23件で、測定の結果、規制基準を超えていたものは1件。また、行政指導が70件、同法に基づく改善勧告及び改善命令が0件となった。悪臭について、苦情の件数は12,950件(前年度比2,488件減)であった。悪臭防止法に基づく立入検査は981件、報告の徴収は255件、悪臭の測定は95件で、測定の結果、規制基準を超えていたものは47件。また、行政指導が867件、同法に基づく改善勧告が5件、改善命令が0件となったという。
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