東京都は、革新的技術・ビジネス推進プロジェクトに係る実装化・事業着手支援の選定結果を公表した。「実装化・事業着手支援」に1件、「実証事業」に2件が選定された。実装化・事業着手に取り組むのは、Loop Japan（同）の取り組み。使い捨ての容器包装で提供されていた日用品や食品などをリユース容器に切り替えて販売する、ごみを出さない資源循環型プラットフォーム（Loop）の商品ラインナップの拡充、プラットフォームの利便性改善を行う。「実証事業」には（株）カマンの提案と、高砂熱学工業（株）とダイキン工業（株）の共同提案の2件が選定された。カマンはリユース容器のシェアリングサービスによりテイクアウトやデリバリーで発生する使い捨て容器を削減する仕組みについて東京においてオフィスを巻き込んだ実証実験を行う。高砂熱学工業とダイキン工業は、廃プラスチックのマテリアルリサイクルやリターナブル梱包材の実運用確立を目指す。都は、革新的技術・ビジネス推進プロジェクトにおいて、使い捨てプラスチックの大幅なリデュース・リユースや、バージン資源と同等の樹脂に戻す水平リサイクルの実装化推進のため、新たなビジネスモデルの社会実装を目指すという。