京都府、県版レッドリストの改訂内容を発表
発表日:2024.01.10
京都府は、「京都府レッドデータブック」の改訂を発表した。レッドデータブックは、絶滅のおそれのある野生生物の現状を取りまとめた資料集で、野生生物の保護に取り組むための大切な資料となる。同府では、絶滅のおそれのある野生生物だけでなく、保護を要する地形・地質や自然現象、学術上重要な自然生態系なども対象として発刊している。平成14年に初の京都府レッドデータブックを発刊、10年余りが経過し、府内の生物多様性をとりまく状況も大きく変化したことから、平成23年から26年に掛けて京都府レッドデータ調査を行い、平成27年に京都府レッドデータブックと京都府自然環境目録を発刊した。この結果を広く紹介し、地域における保全活動や環境学習などの推進に役立てるため、WEB版や普及版を作成している。直近では、2021年に哺乳類・鳥類、2022年にシダ植物・種子植物、2023年に爬虫類・両生類・淡水魚類・コケ植物を公開した。今後、調査が終了したものについて、順次公開していく。