リバネスら、環境DNA技術に立脚した「教育応援プログラム®️」を始動
発表日:2024.06.03
近年ますます注目を集めている環境DNA技術。学校教育の現場で取り扱うには高いハードルがあり、中高生がその真価を知り、一貫体験する機会はほとんど無い。―――科学技術分野の研究開発や教育・人材育成などを手掛けるリバネスらは、新たな教育応援プロジェクトをスタートさせた。プロジェクトの名称は「TASUKI – 襷 – Project」で、6/1に東京・大阪でキックオフイベントが開催された。次世代研究者の育成に主眼を置いた教育応援プロジェクトとなっており、リバネスほか2社が主催し、アカデミックパートナーとして福井県立大学と龍谷大学がサポートするといった枠組みで推進する。東京湾につながる河川・びわ湖をフィールドに、関東・関西4校の高校生が環境DNA技術を用いた調査・研究に取り組む。12/7にはリバネスが“中高生の学会”と称するサイエンスキャッスルにおける研究成果中間発表会などが予定されている。主催者のウェブページには、オリジナルの襷を掲げ、微笑む高校生の集合写真なども掲載されている。環境DNA技術が注目されている背景(非侵襲的な生態系モニタリングの実現、迅速かつ低コストな生物多様性評価手法等)の理解や、“まだ誰も知らない発見”の共創につながることが期待される。
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