金沢工大ら、リサイクル炭素繊維複合材料研究拠点を立ち上げ
発表日:2025.01.14
金沢工業大学革新複合材料研究開発センター(ICC)は、世界有数の応用研究機関であるフラウンホーファー研究機構(Fraunhofer-Gesellschaft)の鋳造・複合材料・プロセス技術研究所(IGCV)と研究開発・事業化拠点を立ち上げると発表した。この拠点は、GX(グリーントランスフォーメーション)や、SDGs目標「つくる責任 つかう責任」を意識した構想に基づき、リサイクル炭素繊維複合材料を活用した製造技術と適用技術の研究開発を主なテーマとし、新規材料開発をはじめ、技術移転・事業化を目指す。IGCVの広範なネットワークを活用して、学際的な協力、リソース共有および幅広い専門知識へのアクセスを通じて、包括的なソリューションなどを提供する方向だ。──炭素繊維複合材料は、風力発電用ブレードや燃料電池車の水素貯蔵タンクなどに利用されているが、国内では新規開発の事例が少ない。同大学は、ICC内に研究ユニットを設置することで、リサイクル炭素繊維複合材料の研究開発・技術移転・事業化を目指し、将来的にはone-stop-shopの拠点として成熟させるとしている。
▲ページ先頭へ
新着情報メール配信サービス
RSS