国土交通省は、「不動産情報ライブラリ」に公開されている世代別人口と将来推計人口データを、現行の500mメッシュから高解像度の250mメッシュに変更する。この変更により、地域の将来人口の地理的分布をより詳細に把握できるようになる。更新データには、国勢調査に基づく地域メッシュ統計や国土数値情報が含まれており、2025年から2070年までの将来人口の試算結果が表示可能である。──「不動産情報ライブラリ」は、日本不動産金融工学学会のJAREFEイノベーション賞を受賞している。生活者目線の地理情報システム（GIS）では、250m格子の5次メッシュ（4分の1地域メッシュ）が標準化しつつある。既に都市型小商圏の分析をはじめ、地域の将来予測や防災計画などに活用されており、今後もより細かい地理データへのニーズが高まると考えられる。