グリーンインフラ創出促進事業、社会実装へ向けた4つの革新技術
発表日:2025.03.03
国土交通省は、民間企業が有する新たなグリーンインフラ技術の実証を行う「グリーンインフラ創出促進事業」の公募を行い、4事業を選定した。──(公財)地方経済総合研究所は、地域材(竹、稲わら等)を活用した雨水貯留機能に関する多面的評価を行う。鹿島建設は、地域材を活用した雨庭や竹筋コンクリート舗装の駐車場を実装し、浸透能等の検証を行う。NTTデータは、高解像度の衛星画像データとAIを活用した「みどり」のモニタリング・評価技術を開発する。GIユニット研究共同体(東邦レオ株式会社、学校法人京都産業大学、株式会社オルタナティヴ・マシン)は、自己完結型のグリーンインフラ・ユニットを開発する。──各技術の提案にはフィールド実証の計画や実用可能性の検証方法が盛り込まれている。いずれも社会実装を視野に入れた事業であり、グリーンインフラが持つ多様な効果の発現に資することが期待される。