京都府、向日市に脱炭素技術スタートアップ拠点を開設
発表日:2025.04.11
京都府は、脱炭素テクノロジースタートアップ企業の拠点「ZET-BASE KYOTO」を4月21日に開設する。この施設は、京都府が推進する産業創造リーディングゾーン「ZET-valley(ゼットバレー)」形成の一環として整備されたもの(所在地:京都府向日市)。脱炭素テクノロジーに関連する企業や起業を目指す個人にオフィススペースやイベントスペースを提供するとともに、インキュベーションマネージャーによる経営支援や資金調達支援、VCとのマッチング支援など、多岐にわたるサポートが行われる予定だ。設立に当たり、京都府、向日市、JR西日本、京都銀行は連携協定を締結しており、JR向日町駅前に竣工した京都フィナンシャルグループMUKOUビルの3階を「ZET-BASE KYOTO」として活用する。──京都府は、ゼロカーボンものづくりによるゼロカーボンまちづくりを目指す「ZET-valley構想」を推進している。産学公連携によるオープンイノベーションを通じて、新事業創出と社会実装を促進することも施策の柱だ。当該構想において、向日市を中心とするJR京都線沿線地域は、脱炭素関連企業や研究機関が集積し、開発技術を実装するフィールドとして最適な地域とされている。