日立グループ（（株）日立製作所、（株）日立物流、日立キャピタル（株）、東京エコリサイクル（株））は、地球温暖化防止と資源循環のために、カーボン・オフセット付きPC・サーバリサイクルを、首都圏地域で2010年8月5日から試行すると発表した。この取り組みは、使用済みPC・サーバなどの情報機器をリサイクルする際に収集運搬で利用するトラックの燃料消費と、分解・分別作業で利用する設備・機器・フォークリフトなどのエネルギー消費に伴い発生するCO2を、取得済みの排出権を用いてオフセット（相殺）するもの。カーボン・オフセットの適用範囲は「収集運搬」、「収集運搬＋分解・分別」の2種類としており、リサイクル以外にリユースにも対応できるという。なお、今回利用する排出権は、クリーン開発メカニズム（CDM）に基づくブラジルサンパウロ州パウリニア市N2O排出削減プロジェクトからの排出権となる。