環境省など、小笠原諸島の世界遺産推薦に関する追加情報を国際自然保護連合(IUCN)へ提出
発表日:2010.11.15
環境省、林野庁、文化庁、東京都及び小笠原村は、平成22年1月に世界遺産一覧表への記載のための推薦書を提出した「小笠原諸島」について、世界遺産委員会の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)に、平成22年11月15日付で追加情報を提出したと発表した。これは、平成22年7月1日から15日にIUCNが小笠原諸島での現地調査を行い、その結果を踏まえて、同年9月14日にIUCNから指摘と追加情報の要請があったことを受け、環境省らが、地元の利害関係者や科学委員会の専門家と調整して回答をとりまとめたもの。IUCNからの指摘と追加情報の要請は、以下の3点。1)既存の海域公園地区を推薦区域に編入すること、2)小笠原国立公園のうち推薦地の外側に広がる部分が、推薦地に対するバッファーゾーンとしての機能を有することを確認すること、3)主要な外来植物の分布調査の結果を送付すること。今後、平成23年5月中旬を目処に、IUCNが小笠原諸島の推薦についての評価報告書をとりまとめ、平成23年6月下旬の第35回世界遺産委員会で、小笠原諸島の世界遺産一覧表への記載について審議が行われる予定。
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