三洋電機(株)、スーパーショーケースと空調を1つに統合したシステムを開発、店舗の消費電力削減に貢献
発表日:2008.02.07
三洋電機(株)は、店舗の消費電力削減に貢献する、スーパーショーケースと空調を1つに統合したシステムを開発した。従来、スーパーマーケットでは、食品等を保冷・陳列するスーパーショーケース用の冷凍機が、店舗全体の消費電力の約41%を占めており、空調用の冷凍機(室外ユニット)とは別に稼働していた。同社では、店舗全体を1つに捉えた冷凍システムを開発。冷凍サイクルを「高温側」と「低温側」に分け、両サイクルの熱交換にプレート熱交換器を採用する等により、業界トップクラスのエネルギー効率(COP1.1)を実現しており、冬場にはスーパーショーケース用冷凍機で発生する排熱を回収し、空調(暖房)の熱源として利用できる。これらにより、年間消費電力量は冷凍設備で最大25%、店舗全体では約16%削減でき、CO2削減に貢献できるという。