（株）安川電機は、電気自動車（EV）などの車載電池用急速充電器を開発し、2011年3月21日より販売を開始すると発表した。近年、地球環境に対する取り組みが世界的にクローズアップされ、環境エネルギー問題に対する意識が高まる中、排気ガスを出さず、CO2削減に貢献するEVが注目されている。EVが普及するためには、急速充電インフラの整備が不可欠であり、ガソリンスタンドや高速道路などに加え、各種店舗、観光施設、駐車場などにも急速充電器を設置することが考えられる。そこで同社は、こうした設置場所の条件などに着目し、基本的な急速充電機能のみならず、スタンド部と電源部を分離してスタンド部設置の省スペース化を図った急速充電器を開発。同充電器は、操作説明と操作スイッチの一体化により簡単に操作ができるなどの特長もあるという。今後、同社では、2011年度内に100台を販売する予定としている。