環境省は、平成22年度「日本モデル環境対策技術等の国際展開」事業に係るインドネシア共和国との協力事業を開始すると発表した。同省は、アジア諸国の環境問題が深刻化する中、我が国の公害克服経験をもとに、環境対策、測定技術、規制体系、人材育成などをパッケージにして普及・展開し、低炭素型・低公害型社会へ誘導するための施策等を進めることとしている。同事業は、平成21年度から開始したもので、制度や人材とパッケージで我が国の環境汚染対策や環境測定の技術を戦略的・体系的に普及・展開させていくための方策を検討している。今回、すでに協力事業を開始している中国・ベトナムに引き続き、インドネシア共和国との協力事業を開始することとなり、同国ジャカルタ近郊において、平成23年2月9日（水）に専門家会合、10日（木）に共同ワークショップを開催する。同会合・ワークショップは非公開で行われるが、開催後、結果の概要を公表する予定。