厚生労働省、水道水中の放射性物質の検出について発表(第8報)(栃木県)
発表日:2011.03.25
厚生労働省は、栃木県における水道水中の放射性物質の検出について発表した。今回、平成23年3月18日から24日に、「福島第一、第二原子力発電所の緊急時における全国的モニタリング」の一環として、文部科学省の委託を受けて、各都道府県が水道水中の放射性物質に関する調査を実施。その結果、放射性ヨウ素が、1地点(宇都宮市(松田新田浄水場))で「乳児用の指標値」(100(ベクレル)Bq/kg)を超過した。なお、「飲食物摂食制限に関する指標値」(放射性ヨウ素(飲料水)300Bq/kg)は超過しなかった。この検査結果を受け、同省は、新たに宇都宮市水道事業に対し、該当する水道を利用する住民に、乳児による水道水の摂取を控えるよう広報するよう要請した。同省は、この指標値を超える水道水を一時的に飲用しても健康影響が生じる可能性は極めて低く、代替飲用水がない場合には飲用(乳児による水道水の摂取を含む)しても差し支えないとしている。また、手洗い、入浴等の生活用水としての利用は可能という。
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