厚生労働省、水道水中の放射性物質の検出について発表(第10報)(茨城県・千葉県)
発表日:2011.03.25
厚生労働省は、茨城県及び千葉県における水道水中の放射性物質の検出について発表した。今回、茨城県古河市、同県取手市、千葉県の北千葉水道企業団では、平成23年3月23日から24日まで、域内の水道水を対象に、調査を実施。その結果、放射性ヨウ素が、3地点(古河市(思川浄水場)、取手市(戸頭配水場)及び北千葉浄水場)で「乳児用の指標値」(100(ベクレル)Bq/kg)を超過した。なお、「飲食物摂食制限に関する指標値」(放射性ヨウ素(飲料水)300Bq/kg)は超過しなかった。この検査結果を受け、同省は、新たに古河市水道事業、取手市水道事業、北千葉広域水道事業団に対し、該当する水道を利用する住民に、乳児による水道水の摂取を控えるよう広報するよう要請した。同省は、この指標値を超える水道水を一時的に飲用しても健康影響が生じる可能性は極めて低く、代替飲用水がない場合には飲用(乳児による水道水の摂取を含む)しても差し支えないとしている。また、手洗い、入浴等の生活用水としての利用は可能という。茨城県・千葉県内での3月25日時点の状況は以下の通り。1)一般住民の飲用制限:なし。2)乳児の飲用制限:東海村上水道事業(東海村)、水府地区北部簡易水道事業(常陸太田市)、北茨城市水道事業(北茨城市)、日立市水道事業(日立市)、笠間市水道事業(笠間市)。3)乳児の飲用制限を解除:千葉県水道局。
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