大阪府は、「みどりの大阪推進計画」（平成21年度策定）の主要施策である「みどりの風促進区域」として、12区域を新たに指定した。今回指定されたのは、主要な道路（大阪中央環状線や国道など）や河川（安治川など）を軸とし、その沿線を含む区域。これらの区域では、海と山をつなぐ、みどりの太い軸の形成を通じて、府民が実感できるみどりを創出するとともに、まち中に涼しい風を取り込みヒートアイランド現象の緩和にも寄与するため、官民が一体となった緑化の取組みを促進する。同府では、関係市との協議や地域の状況を踏まえた上で、公共事業の重点化を図るほか、都市計画の規制緩和を通じた民有地緑化の誘導、緑化資材の割引等、民間企業の協力を得た緑化などで、みどりを増やしていくという。