文部科学省、放射線量等分布マップの作成に向けた空間線量率測定及び土壌調査を開始
発表日:2011.06.03
文部科学省は、放射線量等分布マップの作成に向けた空間線量率測定及び土壌調査を開始すると発表した。このマップは、「環境モニタリング強化計画」及び「原子力被災者への対応に関する当面の取組方針」に基づき、放射性物質の分布状況の把握、各区域における線量評価や放射性物質の蓄積状況評価のための材料として活用するため、作成するもの。今回、マップ作成検討会において、統一的な調査方法が決定されたことから、地表面から1mの高さの空間線量率の測定、及び地表面における放射性物質の蓄積状況の測定(土壌調査)を開始する。測定地域については、1)空間線量率については、福島県全域及びその近隣域において、走行サーベイ(調査)を行うほか、土壌調査測定箇所でも測定を行う、2)土壌調査は、自治体との調整を終えた地域から開始し、福島第一原子力発電所から80km圏内は2kmメッシュ、80km以遠は10kmメッシュで土壌を採取する、としている。同省は今後、マップ作成検討会において測定結果の確認をした上で、8月初旬に分布マップを公表するという。
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