環境省、被災地の公共用水域の水質モニタリング調査結果(速報2:岩手県及び宮城県内分)を公表
発表日:2011.07.08
環境省は、東日本大震災の被災地における公共用水域の水質モニタリング調査結果(速報2:岩手県及び宮城県内分)を公表した。この調査は、被災地の公共用水域について緊急的に有害物質等の水質モニタリングを行うもので、今回、水質分析が終了した岩手県及び宮城県内の河川及び海域について、測定結果を公表した。1)岩手県:河川では、有害物質(人の健康の保護に関する環境基準)について、全18地点で環境基準値を下回った。また、海域では、全34地点で環境基準値を下回った。2)宮城県:河川では、有害物質(人の健康の保護に関する環境基準)について、全21地点中、ふっ素は1地点(測定値0.89mg/L(基準値0.8mg/L))、ほう素は4地点(測定値1.4~2.6mg/L(基準値1mg/L))で、環境基準値を上回る値がみられたが、他の地点では、環境基準値を下回った。また、海域では、全56地点で環境基準値を下回った。同省では今後、岩手県、宮城県等の関係機関に測定結果を提供するとともに、追加調査の必要性の検討を含め関係機関と協力して対応していく予定だという。なお、青森県、茨城県における測定結果については、結果がまとまり次第、発表される予定。
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