環境省は、東日本大震災の被災地における公共用水域の水質モニタリング調査結果（速報3：青森県及び茨城県内分）を公表した。この調査は、被災地の公共用水域について緊急的に有害物質等の水質モニタリングを行うもので、今回、水質分析が終了した青森県及び茨城県内の河川及び海域について、測定結果を公表した。1)青森県：河川では、有害物質（人の健康の保護に関する環境基準）について、全3地点で環境基準値を下回った。また、海域では、全16地点で環境基準値を下回った。2)茨城県：河川では、有害物質（人の健康の保護に関する環境基準）について、全11地点で環境基準値を下回った。また、海域では、全22地点で環境基準値を下回った。同省では今後、青森県、茨城県等の関係機関に測定結果を提供するとともに、追加調査の必要性の検討を含め関係機関と協力して対応していく予定だという。なお、青森県、岩手県、宮城県、福島県及び茨城県におけるダイオキシン類に係る測定結果については、結果がまとまり次第、発表される予定。