環境省、「水質汚濁に係る人の健康の保護に関する環境基準等の見直しについて(第3次答申)」を公表
発表日:2011.07.26
環境省は、水質汚濁に係る人の健康の保護に関する環境基準等の見直しについて、中央環境審議会の第3次答申を公表した。今回の答申は、新たな毒性情報が明らかとなったカドミウムに関する基準値の見直しについて検討し、報告をとりまとめたもの。カドミウムは、FAO/WHO合同食品規格委員会において、平成18年7月に精米を始めとする食品群に対する基準が設定され、国内では食品安全委員会において、平成20年7月にカドミウムの耐容週間摂取量(TWI)が設定されている。また、平成22年4月に水道水質基準が、平成22年6月に土壌環境基準(農用地)が見直されている。こうした状況を踏まえ、今回、カドミウムの水質環境基準値(年間平均値)を、現行基準値0.01mg/Lから0.003mg/Lとすることが示された。同省では今後、今回の答申に続き、残る農薬についても検討を進めるとともに、引き続きより適切な水質環境基準健康項目の設定に向けた検討を行うという。
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