国土交通省は、平成20年3月25日付けで、自動車排出ガス規制を強化した「ポスト新長期規制」を制定した。今回の規制強化は、平成17年4月の中央環境審議会「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について」（第8次答申）に基づくものであり、世界最高水準の厳しい基準値となっている。今後、新車のディーゼル車等に対し、平成21年10月から順次強制適用されることになっており、ディーゼル車関係では、新車のトラック・バス及び乗用車の排出ガス基準値について、窒素酸化物（NOx）を40～65%、粒子状物質（PM）を53～64%、それぞれ大幅に低減し、基本的にガソリン車と同レベルの排出ガス規制を実施する。