三重県、平成22年における三重県北勢地域の地盤沈下の状況を公表
発表日:2011.09.01
三重県は、平成22年における三重県北勢地域の地盤沈下の状況を公表した。三重県では、昭和47年から59年まで年間1cm以上の沈下量を示す水準点が多数観測された北勢地域における地盤沈下の状況を把握するため、関係機関と協力し、年1回の水準測量を実施している。今回の結果によると、同地域の地盤沈下は、1年間で1cm以上沈下した水準点はなく(年間最大沈下量-0.52cm)、近年の沈静化傾向が続いている。また、同地域内の地下水位は、観測井戸において全般的に概ね上昇傾向にあった。同県では、同地域は、異常渇水による一時的な地下水位低下でも沈下が拡大する軟弱な地質であることから、今後も水準点、地下水位の観測及び地下水揚水量の規制を行い、注意深く監視・観測を続けていくという。
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