環境省は、微量のPCBを含む廃棄物の焼却実証試験を実施すると発表した（実施期間：平成23年9月27日（火）～9月29日（木））。この実証試験は、微量のPCBを含む廃棄物の処理体制の検討に向け、処理の安全性及び確実性を確認する観点から実施するもの。今回、神戸市及び実証試験施設の設置者である神戸環境クリエート（株）（兵庫県神戸市）の協力を得て、微量のPCBを含む廃活性炭及び防護服等並びにPCB処理物を焼却し、処理後の燃え殻、排ガス及び周辺大気のPCB濃度等を分析することにより、周辺環境に影響を及ぼすことなく安全かつ確実に処理されていることを確認する。同試験実施に当たっては、廃棄物処理、分析、健康影響等に関する専門家の助言を得ながら、燃焼ガスを1,100℃以上の温度に保ちつつ、2秒以上滞留させて行うという。