ソニー（株）は、米国テキサス州オースチンで行われるスマートグリッド実証実験に参加すると発表した。今日、家庭などに設置したスマートメーター（次世代電力計）をネットワークに接続し、リアルタイムに電力需要を把握し、電力供給を最適化するスマートグリッドの取り組みは、発送電の効率化、スマートメーターなど系統側の利便を目的としたものが中心となっている。今回、同社は、同実証実験がユーザーにとっての利便性を重視しており、同社が目指すHEMS（ホームエナジーマネージメントシステム）の方向性と一致していることから、実証実験への参加を決定した。同社は、実証実験参加企業として、ユーザーにとって実用的なだけでなく、楽しく継続的に利用したくなるHEMSを構築し、実用化に向けての検証を行う。実験期間は、2012年3月より2年間（最大5年間）の予定。