三洋電機（株）は、約1800回くり返し使える充電池を2011年11月14日から発売すると発表した。これは、東日本大震災以降、日常の利便性に加えて、万一の時にも役立つ商品への関心が高まっていることを受け、従来の同充電池の性能を向上させたもの。負極に使用している水素吸蔵合金の結晶格子構造を改良することにより、自然放電抑制性能を向上させ、1年後で約90%、5年後でも約70%のエネルギーを維持することが可能となった。また、電極材料の改良により、くり返し使用回数は、従来製品と比較して約20%アップの「約1800回」を実現したことで、使用済みの電池発生量の削減による環境配慮性も高まった。さらに、出荷時の充電には、太陽光発電による「グリーン電力」を活用しているという。