環境省、上信越高原国立公園浅間地域における風景地保護協定を認可
発表日:2011.11.15
環境省は、上信越高原国立公園浅間地域において、公園管理団体(特定非営利活動法人浅間山麓国際自然学校)から申請のあった「湯の丸高原風景地保護協定」を、平成23年11月15日付けで認可したと発表した。風景地保護協定は、国立公園又は国定公園内の自然の風景地について、土地の所有者等による十分な管理が困難な場合に、自然保護法に基づき指定された公園管理団体等が管理を代行できる制度。今回の協定区域(120.29ha)は、標高1,500m~1,800mに広がる牧畜業により形成された二次草原であり、国指定天然記念物であるレンゲツツジの大群生があるほか、牧畜業と自然が織りなした特異な植生が形成されており、希少な高山蝶や鳥類、ほ乳類が生息している。現在、複数の保護団体により保全活動が行われているが、各団体間の連携が不十分なことにより、保全活動区域の偏りや団体間による樹木の伐採・整枝方法の不統一がみられる。今回の協定締結により、公園管理団体の統括、指導のもと、協定の有効期間20年間にわたり、風景の保全、管理活動が効果的かつ安定的に行われることになるという。
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