森下仁丹(株)、レアメタル回収プロセスのパイロットプラントを導入
発表日:2011.11.16
森下仁丹(株)は、バイオカプセルを用いたレアメタル回収プロセスの技術開発の一環として、カプセル製造のパイロットプラントを導入すると発表した。同社では、独自のカプセル内部に特定の微生物を高濃度で保持させ、カプセル内部に非鉄金属イオンを取り込むことで、効率的に濃縮回収を行う為の技術を開発し、大阪府立大学大学院工学研究科の小西教授ら研究グループおよび長瀬産業(株)と共に実用化を目指している。今回、カプセル製造のパイロットプラントを導入することで、従来のように大量の薬品を使うことなく、また低エネルギー(低コスト)で環境への負荷も抑えた、選択的なレアメタル回収技術の確立と早期実用化を目指す。なお、同パイロットプラントは、経済産業省所管の(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による「希少金属代替・削減技術実用化開発助成事業」のプロジェクトとして導入するものである。
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