日産自動車（株）は、同社が独自に開発した電気自動車用「新型急速充電器」を2011年11月30日より販売開始すると発表した。今回販売する製品は、車両と充電器本体との通信による漏電監視や各種安全装置を採用することで高い安全性を確保。また、電気自動車向けの急速充電方式の標準として、国内メーカー等による「CHAdeMO（チャデモ）協議会」が推進する「CHAdeMOプロトコル」に準拠することで、同社および他社の電気自動車に対応するなど、従来の同社製急速充電器と同スペックの高性能を有している。さらに、本体を容積比で約半分のサイズに小型化し、より小さなスペースにも設置することが可能であるほか、新回路技術の採用等により低コストを実現した。同社では、現在、約200店舗の販売店に急速充電器が設置されているが、さらに約200店舗に増設し、2011年度末までに現状の2倍となる合計400店舗に急速充電器を設置する予定という。