IHIと東芝など、「海流発電システム」の開発に着手
発表日:2011.11.28
(株)IHI、(株)東芝、東京大学及び(株)三井物産戦略研究所は、我が国の沿岸付近を流れる黒潮などの海流エネルギーを利用して発電を行う「海流発電システム」の開発に着手した。海流の巨大なエネルギーを利用することにより、自然エネルギーを利用したクリーンな安定電源を新たに構築することが期待されるという。今回、四者は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「風力等自然エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー技術研究開発」において、「次世代海洋エネルギー発電技術研究開発」の委託予定先に採択された。同事業では、海洋における再生可能エネルギーである海流エネルギーを有効、かつ経済的に利用するべく、水中浮体方式の海流発電システムの要素技術を開発するとともに、事業性評価等を実施し、持続可能なエネルギー社会に向けて、海流発電の実用化を目指すという。