環境省と経済産業省は、フロン回収・破壊法に基づく業務用冷凍空調機器からのフロン類回収量等の平成22年度の集計結果を公表した。その結果、平成22年度にフロン類を回収した業務用冷凍空調機器の合計台数は約116万台、回収フロン類の量は約3,895トンと、前年度と比較して、前者は約0.8万台（約0.7%）減少、後者は約294トン（約8.2%）増加した。その内訳は、機器の廃棄時等における回収が約2,396トン（約91万台）で、機器の整備時における回収が約1,498トン（約26万台）であった。廃棄時等回収について、回収台数は前年度と比べて約2万台（約3%）の減少、回収量は前年度と比べて約206トン（約9%）の増加となり、この要因としては、ビル解体等大口工事の増加等が影響したと考えられるという。両省は、今後もフロン類の回収の促進に努めるという。