日本電気（株）は、電気自動車用充電器を設置する事業者向けに、事業者の運用を支援するクラウド対応型急速充電器、およびクラウド型充電サービスの販売を開始したと発表した。従来の充電器は、事業者が遠隔で利用状況を監視したり、運用保守を行う機能が実装されていないため、充電器の設置場所が事業者が常駐する敷地内に限定されるなど、充電器の普及の妨げとなっていた。今回発売する充電器は、クラウド対応機能を追加することで、充電器とクラウドの連携を実現させたもの。また、同充電器は、1）制御画面から、充電器の休止や再起動、充電電力を設定する遠隔制御（エネルギーマネジメント）サービス、2）監視画面から、充電器の運用状況を監視する遠隔監視サービス、3）非接触ICカードを用いた充電時の会員認証サービス、4）会員の利用実績をクラウド側で管理し、月単位で事業者に報告する利用状況管理サービス、などの機能を利用者に提供することにより、充電器運用および利用促進の支援を図る。同社では、今後、他社製充電器と同サービスとの連携についても検討していくという。