経済産業省は、産学官の知見を結集し、（独）新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）等の協力の下、『技術戦略マップ2008』をとりまとめた。技術戦略マップは、新産業の創造に必要な重要技術を絞り込み、その技術目標を示すとともに、製品・サービスの需要創造のための方策を示したもので、2005年より毎年改訂されている。今回の改訂版では、最新の技術動向や市場動向、研究開発成果をもとに、技術分野の見直しや拡充を行い、新たに「グリーン・サステイナブルケミストリー」「持続可能なものづくり分野」などを追加して、合計29分野に拡大。また、新たな関連情報として、特許出願技術動向、論文数、市場シェア等のデータをもとに、国際競争力を分析した「国際競争ポジション」を加えた。今後、同省の研究開発マネジメントへの活用をはじめ、幅広く産学官に提供し、研究開発の推進や異分野・異業種の連携、技術の融合の促進を図るという。