気象庁、2011年(平成23年)の世界と日本の年平均気温についての確定値を発表
発表日:2012.02.01
気象庁は、2011年の世界と日本の年平均気温についての確定値を発表した。発表によると、世界の年平均気温(陸域における地表付近の気温と海面水温の平均)の偏差は+0.07℃で、統計を開始した1891年以降では12番目に高い値となった。また、日本の年平均気温偏差は+0.15℃で、統計を開始した1898年以降では17番目に高い値となった。近年、世界と日本で高温となる年が頻出している要因としては、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響に、数年~数十年程度の時間規模で繰り返される自然変動が重なったものと考えられるという。また、2011年の世界の年平均気温が2010年に比べて低くなった要因としては、2011年春まで持続し、2011年秋から発生しているラニーニャ現象の影響が考えられるという。