環境省、PCBを含む廃棄物の焼却実証試験(平成23年11月~12月実施分)の結果を公表
発表日:2012.02.03
環境省は、平成23年11月~12月に実施した、PCBを含む廃棄物の焼却実証試験の結果を公表した。同省は、PCBを含む廃棄物の処理体制の整備を図るため、平成17年度から同実証試験を実施しており、今回もPCBを含む廃棄物の処理体制の検討に向け、処理の安全性及び確実性を確認する観点から、富山県富山市及び愛媛県、並びに(株)富山環境整備及び(財)愛媛県廃棄物処理センターの協力を得て同実証試験を実施した。具体的には、PCBを含む廃活性炭及び防護服等並びにPCB処理物を、燃焼ガスの温度を1,100℃以上に保ちつつ、2秒以上滞留させて焼却処理し、処理後の燃え殻、ばいじん、排ガス中のPCB濃度等を分析することにより、これらの処理状況を確認した。その結果、排ガス中のPCB及びダイオキシン類の濃度が基準値より低いこと等が確認された。同省では、今後も、協力が得られる施設において、実証試験を実施していく予定という。
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