北海道、平成23年度第2回タンチョウ生息状況一斉調査の結果を公表
発表日:2012.02.27
北海道は、平成23年度第2回タンチョウ生息状況一斉調査の結果を公表した。この調査は、タンチョウの生息数の推移・状況を把握することによって、今後のタンチョウ保護管理のための基礎資料とするため、昭和27年から毎年実施しているもので、今年で60年目となる。道は今回、環境省の委託事業として、平成24年1月25日に、釧路・根室・十勝の3振興局管内のタンチョウ生息地及び飛来地の全域(17市町村、計132箇所)を対象に調査を実施。その結果、成鳥945羽、幼鳥148羽、不明50羽の合計1,143羽が観察され、昭和27年に調査を開始以来、最多の観察数を記録した。また、100羽以上を数えた給餌場は5箇所で、この5箇所での観察数は総数の72.6%を占めた。これは、今冬は厳しい寒さが続いたうえ、調査実施前の1月22,23日の降雪で積雪量が増加し、給餌場に集中しやすい状況となったことや、給餌場に集まるピークと調査時間が近かったことが要因として挙げられるという。道では、調査方法の検討や調査時間の延長の得失及び効果について、検証する必要があるとしている。
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