文部科学省は、可搬型モニタリングポスト及び固定型モニタリングポストによる福島県及び全国の空間線量率の測定結果を公表するウェブサイトについて、平成24年4月2日から本格運用を開始すると発表した。同省では、東京電力（株）福島第一原子力発電所事故を受け、平成23年度第二次補正予算により、福島県内の全市町村及び福島隣県に可搬型モニタリングポストを設置するとともに、全都道府県に固定型モニタリングポストを増設し、測定した空間線量率の平均値やトレンドグラフを、同省のウェブサイトで公表する事業を進めてきた。また、47都道府県における既設のモニタリングポストの測定結果についても、同ウェブサイトで公表できる仕組みの整備を進めてきた。今回、これらの公表の準備が整ったことから、4月2日から本格運用を開始する。なお、福島県、滋賀県、鳥取県に増設される固定型モニタリングポストについては、設置場所等を調整中のため、設置が完了次第、測定結果を公表する。また、通信試験等の実施により、一部、結果の公表が4月以降となる箇所があるという。